ベトナムで市販されているホワイトニング歯磨き粉やシートは効果ある?歯科での施術との違いを解説

ホーチミンのスーパーやドラッグストアに行くと、歯磨き粉売り場でよく目にするのが、

「WHITENING」
「WHITE」
「OPTIC WHITE」
「GENTLE WHITENING」

といった文字です。

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最近では歯磨き粉だけでなく、歯に貼り付ける**ホワイトニングシート(Whitening Strips)**やジェルなどもあります。

日本人の患者さんからも、

「ベトナムで売っているホワイトニング歯磨き粉って本当に白くなりますか?」

「シートを貼るだけなら、歯医者でホワイトニングしなくてもいいですか?」

「ネットで買ったホワイトニングシートを使っても大丈夫?」

とありが歯科で聞かれることがあります。

値段も歯科医院でホワイトニングするより安いので、

「市販品で同じくらい白くなるなら、そのほうがいいのでは?」

と思うのは当然です。

先に結論を言うと、市販品でも目的によっては効果が期待できます。

ただし、「ホワイトニング歯磨き粉」「ホワイトニングシート」「歯科医院のホワイトニング」は同じものではありません。

ここを理解せずに商品を選ぶと、

「毎日使っているのに全然白くならない」

ということもあります。

今回はホーチミンで診療する日本人歯科医師の立場から、その違いをできるだけ分かりやすく説明します。


まず知ってほしい「歯が黄色く見える理由」

ホワイトニング商品を選ぶ前に、一番知ってほしいことがあります。

それは、

「あなたの歯は、なぜ黄色く見えているのか?」

ということです。

実は「歯が黄色い」といっても原因は一つではありません。

例えば、コーヒー、紅茶、お茶、タバコなどによる歯の表面の着色があります。

一方で、歯そのものにも色があります。

歯の内側にある象牙質はもともと黄みを帯びていて、その上を半透明のエナメル質が覆っています。

つまり、

①歯の表面に付いた着色

と、

②歯そのものの色

は別の問題です。

ここを分けて考えると、市販のホワイトニング歯磨き粉と歯科医院で行うホワイトニングの違いが分かりやすくなります。


ホワイトニング歯磨き粉は「白くならない」の?

「Whiteningと書いてあるのだから、使えば歯そのものが白くなる」

と思っている方も多いでしょう。

実際には、多くのホワイトニング歯磨き粉が得意としているのは、

歯の表面に付着した着色を落とすこと

です。

ADA(米国歯科医師会)も、ホワイトニング歯磨き粉は主に研磨成分によって歯の表面の外因性着色を除去し、一部の商品には低濃度の過酸化物が含まれると説明しています。(Ada.org)

2025年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析でも、ホワイトニング歯磨き粉は通常の歯磨き粉と比較して、歯の表面の着色を減らす効果が認められています。(PubMed Central (PMC))

ですから、

「ホワイトニング歯磨き粉はまったく意味がない」

というのも正しくありません。

例えばコーヒーなどによる表面的な着色がある人なら、それを減らすことで歯が明るく見える可能性があります。


ただし「着色を落とす」と「歯そのものを白くする」は違う

ここがこの記事で一番重要なポイントです。

ホワイトニング歯磨き粉で表面の着色を取り除いても、

自分の本来の歯の色以上に白くできるとは限りません。

イメージとしては、

汚れている白いシャツを洗濯して、元の色に近づけるのが「着色除去」。

シャツそのものの色をさらに明るく変えるのが「漂白」。

この違いに少し似ています。

歯科でいうホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素などの薬剤によって、歯の着色物質に化学的に作用して色を明るくしていきます。(Ada.org)

そのため、

「毎日ホワイトニング歯磨き粉を使っているけれど、思っているほど白くならない」

という場合、商品が悪いのではなく、そもそも歯磨き粉で改善できる種類の黄ばみではない可能性があります。


ベトナムで見かけるホワイトニング歯磨き粉

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ホーチミンでも、スーパーや薬局などを見るとさまざまなホワイトニング系歯磨き粉があります。

「White」「Whitening」と書かれているからといって、すべての商品が同じ仕組みというわけではありません。

研磨成分を利用して表面着色を落とすタイプもあれば、着色防止成分などを組み合わせた商品、一部には過酸化物を利用した商品もあります。

ですから、

「Whiteningという文字だけで選ばない」

ことが大切です。

成分、使用方法、対象年齢、使用頻度などを確認して使いましょう。

特に知覚過敏がある人や、歯ぐきが下がって歯の根元が露出している人などは、商品選びについて歯科医師に相談することをおすすめします。

「## Colgate(コルゲート)のホワイトニングシリーズ」の続きを書きたい、ということでしたら、以下のようにすると記事に自然につながります。

Colgate(コルゲート)のホワイトニングシリーズ

ベトナムのスーパーやドラッグストアで比較的見つけやすいのが、Colgate(コルゲート)のホワイトニング系歯磨き粉です。

「Optic White」など、パッケージに大きく「WHITE」「WHITENING」と書かれた商品を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

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ここで注意したいのは、コルゲートのホワイトニングシリーズも商品によって成分や白くする仕組みが異なるということです。

一般的なホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面に付着したコーヒーやお茶などのステインを落とし、歯を本来の明るさに近づけることを主な目的としています。

一方、Colgate Optic Whiteシリーズには、地域や製品によって過酸化水素(Hydrogen Peroxide)を配合したタイプもあります。これは単に表面を磨いて着色を落とすだけではなく、過酸化物によるホワイトニング作用を利用した製品です。

そのため、

「Colgateのホワイトニング歯磨き粉=全部ただの研磨剤」

と考えるのも正確ではありません。

反対に、

「Optic Whiteなら歯科医院のホワイトニングと同じ」

というわけでもありません。

歯磨き粉は毎日のセルフケアとして使用する商品です。一方、歯科医院では歯の状態、虫歯、知覚過敏、歯ぐき、詰め物や被せ物などを確認したうえで、ホワイトニング方法を選択します。

特にベトナムでは日本で見かけないColgate製品も販売されていますので、商品名だけで判断せず、パッケージ裏面の成分表示を確認することをおすすめします。

「Hydrogen Peroxide」と書かれているか、フッ化物が配合されているか、どのくらいの頻度で使用する商品なのかなどを確認してみましょう。

また、

「毎日Optic Whiteを使っているのに思ったほど白くならない」

という場合には、歯磨き粉が悪いとは限りません。

そもそも気になっている黄ばみが歯の表面の着色ではなく、歯そのものの色である可能性もあります。

その場合は、歯磨き粉を次々と変えるより、一度歯科医院で「なぜ黄色く見えているのか」を確認したほうが、目的に合った方法を選びやすくなります。


では「ホワイトニングシート」は効果がある?

次に気になるのが、

Whitening Strips(ホワイトニングシート/ストリップス)

です。

薄いシートを歯の表面に貼り付けて、一定時間置いて使用するタイプです。

「貼るだけで白くなる」

と書かれている商品を見ると、

「これなら歯医者に行かなくてもいいのでは?」

と思いますよね。

実はホワイトニングシートについては、過酸化水素などの漂白成分を含む製品なら、歯を明るくする効果を期待できるものがあります。

ADAも、市販されているホワイトニングストリップの多くは過酸化物を利用して歯を漂白すると説明しています。(Ada.org)

また、市販ホワイトニング製品を調べた研究でも、ホワイトニングシートについては臨床研究で一定の有効性が示されています。(ADA News)

つまり、

「市販のシートだから全部効果がない」

というわけではありません。


歯磨き粉とホワイトニングシートは何が違う?

簡単に整理すると、

方法主な目的・特徴歯そのものの色
ホワイトニング歯磨き粉主に表面着色を除去大きく変えるものではない商品が多い
ホワイトニングシート過酸化物を含む製品では漂白作用が期待できる明るくなる可能性あり
歯科のクリーニング歯垢・歯石・表面着色などを除去本来の歯の色を漂白するものではない
歯科医院でのホワイトニング薬剤で天然歯の色を明るくする明るくすることを目的とする

ここを理解しておくと、

「ホワイトニング歯磨き粉を1か月使ったけれど、白くならなかった」

というときの考え方も変わります。

もともと表面着色が少ない人が、歯そのものの黄みを変えたいのであれば、歯磨き粉だけでは希望する変化が得られない可能性があります。


市販のホワイトニングシートと歯科ホワイトニングは何が違う?

「シートにも漂白作用があるなら、歯科医院と何が違うの?」

ここが次の疑問ですね。

大きな違いの一つが、歯科医院ではホワイトニングをする前に口の中を確認できることです。

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歯科医院では、

「虫歯はないか」

「歯ぐきに問題はないか」

「知覚過敏はないか」

「黄色く見える原因は何なのか」

「詰め物や被せ物はどこにあるか」

などを確認したうえで、ホワイトニングが適しているか判断できます。

市販品の場合、この診断部分がありません。

商品を購入した本人が、自分で判断して使うことになります。


「自分の歯だと思っていたら被せ物だった」ということも

これも意外と重要です。

ホワイトニングをすると、

詰め物や被せ物まで天然歯と同じように白くなる

と思っている方がいます。

基本的に、ホワイトニングで色を変える対象は天然歯です。

セラミック、レジンなどの人工物は、天然歯と同じようには漂白されません。

そのため前歯に被せ物や詰め物がある場合、

天然歯だけ明るくなって、

「以前は色が合っていたのに、ホワイトニング後に被せ物だけ暗く見える」

ということがあります。

特に前歯の場合は、ホワイトニングを始める前に確認しておきたいポイントです。


市販品で「歯がしみた」場合は?

ホワイトニングシートなどを使用すると、一時的に歯がしみたり、歯ぐきが刺激を受けたりすることがあります。

ADAも、市販の漂白製品で報告される主な副作用として歯の知覚過敏や歯肉刺激などを挙げています。(ADA News)

「早く白くしたいから長時間つけよう」

「毎日何回もやればもっと白くなるだろう」

と自己判断で使用量や時間を増やすのはおすすめできません。

白くしたい気持ちと、安全に使うことは別です。

必ず製品の使用方法を守ってください。

痛みや刺激が強い場合、長く続く場合などは使用を中止し、歯科医院で相談してください。


ネット通販の商品は「成分」を確認して

ベトナムでは実店舗だけでなく、オンラインでもさまざまなホワイトニング商品を購入できます。

ここで注意したいのが、

「ホワイトニングシート」という商品名だけでは、中身までは分からない

ということです。

過酸化物を含むタイプもあれば、異なる仕組みの商品もあります。

製造元、成分、濃度、使用方法などがよく分からない製品を、

「口コミで白くなると書いてあったから」

という理由だけで使用するのは避けたほうがよいでしょう。

特に海外生活では、日本ではあまり見かけないブランドの商品を目にする機会もあります。

パッケージの「WHITE」という大きな文字だけではなく、何が入っていて、どう使う商品なのかを確認することが大切です。


コーヒーをよく飲む人なら歯磨き粉でも意味がある?

ホーチミン在住の日本人には、ここが気になるかもしれません。

ベトナムコーヒーです。

コーヒーやお茶、タバコなどは外因性の着色に関係します。

そのため、コーヒーなどによる表面着色が気になっている人では、ホワイトニング歯磨き粉による着色ケアが役立つ可能性があります。

ただし、

「ベトナムコーヒーを飲んだから歯そのものが黄色くなった」

と単純に考えるのではなく、

表面着色なのか、もともとの歯の色なのかを分けて考えることが大切です。


「白くしたい」と思ったら、いきなりホワイトニングしなくてもいい

ありが歯科では、

「歯が黄色いのでホワイトニングしたい」

という相談でも、まず口の中を確認します。

なぜなら、その人に必要なのがホワイトニングとは限らないからです。

表面に着色がたくさん付いているのであれば、まずクリーニング。

歯石が付いているのであれば、歯石の除去。

虫歯や歯ぐきの問題があれば、その状態を確認。

そして表面がきれいになった状態で、

「やっぱり自分の歯そのものをもう少し白くしたい」

となったらホワイトニングを検討します。

この順番のほうが、「自分が何を白くしたかったのか」が分かりやすくなります。


歯科医院のホワイトニングなら必ず真っ白になる?

これも誤解しないでほしいところです。

歯科医院でホワイトニングをしたからといって、

全員が同じ色になるわけではありません。

歯の色や状態には個人差があります。

また、詰め物・被せ物は同じようには白くなりません。

「何回やれば芸能人のような真っ白な歯になりますか?」

という質問にも、一律には答えられません。

大切なのは、

現在の歯の状態と、本人が希望している白さを確認すること。

そのうえで方法を選ぶことです。


結局、市販品と歯科医院、どちらを選べばいい?

私は「市販品はダメ、歯科医院だけが正解」という考え方ではありません。

目的が違うからです。

コーヒーやお茶などによる表面着色を日常的にケアしたい

という人なら、ホワイトニング歯磨き粉は選択肢になります。

一方、

天然歯そのものの色をもっと明るくしたい

という場合には、過酸化物を使用したホワイトニングシートや歯科で行うホワイトニングなど、漂白作用のある方法を検討することになります。

そして、

「自分の黄ばみが何なのか分からない」

「虫歯があるかもしれない」

「知覚過敏がある」

「前歯に詰め物や被せ物がある」

「できるだけしっかり白くしたい」

という方は、最初に歯科医院で相談したほうが方法を選びやすいでしょう。


ホーチミンで「歯を白くしたい」と思ったら

ベトナムのスーパーやドラッグストアを見ると、本当にたくさんのホワイトニング商品があります。

だから、

「とりあえずWhiteningと書いてあるものを買ってみよう」

となりやすいのですが、その前に一度考えてみてください。

自分が取りたいのは「歯の表面の着色」なのか。

それとも、

「歯そのものの色を明るくしたい」のか。

ここが違えば、選ぶものも変わります。

ホワイトニング歯磨き粉にも役割があります。

ホワイトニングシートにも、適切に使用すれば効果が期待できる製品があります。

そして歯科医院で行うホワイトニングには、口の中の状態を確認し、その人にホワイトニングが適しているか判断したうえで進められるという大きな違いがあります。

「歯磨き粉を変えたほうがいい?」

「クリーニングで十分?」

「それともホワイトニング?」

迷ったら、自分だけで決める必要はありません。

ありが歯科では、ホーチミン在住の日本人の方に、日本語で歯の色やホワイトニングについてご相談いただけます。

まず現在の歯がなぜ黄色く見えているのかを確認して、それから自分に合った方法を選びましょう。


※本記事は一般的な歯科情報を提供するもので、個別の診断・治療を目的としたものではありません。市販品の成分や濃度、使用方法は製品によって異なります。使用時は各製品の説明に従い、痛み・強い知覚過敏・歯肉の刺激などがある場合は歯科医師へご相談ください。

【ご予約・お問い合わせ】

  • 旧住所:140 Ký Con, Quận 1, Thành Phố Hồ Chí Minh(ベンタイン市場から徒歩5分/レタントンから車で5分)
  • 新住所:140 ký con, bến thành, hồ chí minh
  • ホワイトニング専用ダイヤル(日本語対応): 093-117-4646
  • LINE予約: Webサイト内の公式LINEから24時間受付中

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執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉

日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。

日本語対応で安心してご相談いただけます。

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