歯の白さは何段階?日本人の平均A3?A1・B1の違いと年齢別の歯の色

「日本人の歯は、平均でどのくらい白いの?」

「A1やA3、B1は何が違う?」

「ホワイトニングでは、どのくらい白くすれば自然に見える?」

歯科医院では、歯の色を「シェードガイド」という色見本で確認します。

日本人の歯の色は、一般的にA3〜A3.5程度が平均的な目安として紹介されることがあります。しかし、これは日本人全体を対象とした全国統計で確立された平均値ではありません。

この記事では、日本人の歯の色の目安、年齢による変化、ホワイトニングで目指す自然な白さについて、日本人歯科医師が解説します。

歯の白さは何段階ある?シェードガイドの見方

歯科医院で広く使用されている「VITA classical A1–D4」には、16色の色見本があります。

この16色は、単純に白い順から黄色い順に並んでいるわけではありません。

歯の色は、明るさだけでなく、黄色み・赤み・灰色みなどによっても異なります。

シェード歯の色の目安
B1非常に明るい色
A1明るく、色の濃さが少ない
A2自然な黄色みを含む
A3A2より色が濃く、黄色みを感じやすい
A3.5A3よりさらに色が濃い
A4A系の中では濃い色

※上表は代表的な色の特徴を簡略化したものです。B1とA系は色相が異なり、全シェードが一列の明るさ順に並ぶわけではありません。

また、ホワイトニング専用のシェードガイドには、通常の天然歯用シェードより明るい色を評価できるものもあります。

日本人の歯の色の平均はA3?A3.5?

日本人の歯の色については、歯科専門書などでA3〜A3.5程度が平均的な目安として紹介されています。

ただし、ここでいう「平均」は、全国の日本人を統計的に調査して算出された平均シェードとは異なります。

A3は健康な天然歯にも見られる色であり、A3だから歯が汚れている、ホワイトニングが必要というわけではありません。

一方、B1やA1のような明るい色は、歯を白くしたい方が目標にすることのあるシェードです。

日本人の平均的な色の目安と、ホワイトニングで目指したい色は別のものと考えるとわかりやすいでしょう。

年齢別で歯の白さはどう変わる?

日本人の歯の色は、年齢とともに暗くなり、黄色みが強くなる傾向があります。

歯科専門書では、若年者はA2寄り、加齢とともにA4寄りになるという目安も紹介されています。

年代歯の色の傾向
20代比較的明るい歯が多い傾向
30代歯の色が徐々に変化する時期
40代若い頃より黄色みが気になる場合がある
50代加齢による色の変化が積み重なる
60代以上明度が低下し、黄色みが増す傾向

※各年代の平均シェードを示した表ではありません。年齢による変化には個人差があります。

日本人を対象とした研究では?

1955年の日本人3,431例を対象とした研究では、年齢による歯の明度や色みの変化が報告されています。

また、2000年に日本人87人の前歯を測定した研究では、年齢が高いほど歯が暗く、黄色みが強くなる傾向が確認されました。

これらの研究は、歯の色が加齢によって変化することを支持しています。

ただし、「20代の平均はA1、50代の平均はA3」というような年齢別の正確なシェード値を示したものではありません。

A1・A2・B1はどれが一番白い?

VITA classicalの代表的な明度順では、B1はA1より明るい位置にあります。

ただし、歯の色は明るさだけでなく、黄色みや赤み、透明感によっても印象が変わります。

A2は黄色い歯?

A2は天然歯に見られる自然な色の一つです。

A1より色が濃く見えることはありますが、A2だから黄色すぎるということではありません。

A3はホワイトニングした方がいい?

A3は日本人の平均的な目安として紹介されることがある色です。

しかし、A3だから治療が必要というわけではありません。

ホワイトニングをするかどうかは、歯の健康状態と本人の希望によって判断します。

B1より白くできる?

B1より明るい色を目指すこともあります。

ただし、実際にどの程度白くなるかは、もともとの歯の色や変色の原因、施術方法などによって異なります。

ホワイトニングでは何段階白くなる?

ホワイトニングの効果には個人差があり、すべての方が同じ段階数だけ白くなるわけではありません。

例えば、A3に近い歯の方と、すでにA1に近い歯の方では、目標や変化の見え方が異なります。

また、一般的な16色のシェードガイドは色の差が等間隔ではありません。そのため、「何段階白くなったか」だけで効果の大きさを正確に比較することはできません。

ホワイトニング前後の歯の色を比較する場合は、できるだけ同じ条件で評価することが大切です。

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自然な歯の白さはA1?B1?

自然な白さに、全員共通の正解はありません。

肌の色、唇とのコントラスト、歯の形、透明感、周囲の歯との調和によって印象は変わります。

目標の色希望するイメージ
A2もともとの歯の雰囲気を残したい
A1自然な印象を保ちながら明るくしたい
B1より明るい白さを目指したい

※目標色のイメージであり、到達できる色や自然に見える色には個人差があります。

ホワイトニングでは、単に最も白い色を目指すのではなく、患者さん自身が希望する仕上がりを確認することが重要です。

また、セラミックやジルコニアなどの人工歯は、通常のホワイトニングでは天然歯と同じように白くなりません。

前歯に詰め物や被せ物がある場合は、色の違いが目立つ可能性についても事前に相談しましょう。

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自分の歯がA1・A2・A3のどれか知るには?

鏡やスマートフォンの写真だけで、歯の色を正確に判定することは困難です。

照明やカメラの自動補正によって、実際の歯の色と違って見えることがあるためです。

ありが歯科では、シェードガイドを使用して現在の歯の色を確認し、必要に応じて写真や測色機器を併用します。

ホワイトニングを検討している方は、現在の歯の色と希望する白さを比較して相談するとよいでしょう。

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歯の色には個人差があり、同じホワイトニングを行っても仕上がりは異なります。

「自分の歯が平均より黄色いのか気になる」

「年齢とともに歯が黄色くなった」

「自然な白さを目指したい」

そんな方は、まず現在の歯の状態を確認し、ご希望の白さについてご相談ください。

よくある質問

Q1. 日本人の平均的な歯の色はA3ですか?

歯科専門書などではA3〜A3.5程度が目安として紹介されています。ただし、全国統計で確立された平均値ではありません。

Q2. 20代の歯の色は平均A1ですか?

20代の日本人の平均がA1という確かな統計は確認できていません。若い人の歯は比較的明るい傾向がありますが、個人差があります。

Q3. A1とB1はどちらが白いですか?

代表的な明度順ではB1の方が明るい位置にあります。ただし、色みも異なるため、自然に見えるかどうかは人によります。

Q4. A3からB1までホワイトニングできますか?

可能な場合もありますが、必ずB1に到達するわけではありません。もともとの歯の色や変色の原因などによって結果は異なります。

Q5. 歯のクリーニングだけで白くなりますか?

歯の表面に付着した着色は、クリーニングで改善することがあります。ただし、歯そのものの色を明るくするものではありません。

まとめ|日本人の歯の色と自然な白さ

歯科医院で使用される代表的なシェードガイドには16色があり、A1・A2・A3・B1などで歯の色を表します。

日本人の歯の色はA3〜A3.5程度が平均的な目安として紹介されることがありますが、全国統計で確立された平均値ではありません。

また、日本人を対象とした研究では、加齢とともに歯が暗く、黄色みが増す傾向が報告されています。

ホワイトニングで大切なのは、平均的な歯の色に合わせることではなく、自分の歯の状態と希望に合った自然な白さを目指すことです。


参考文献

  1. 宮越等ほか.日本人歯牙色調に関する研究.口腔病学会雑誌.1955;22(2):108–119.
    https://doi.org/10.5357/koubyou.22.108
  2. Hasegawa A, Ikeda I, Kawaguchi S. Color and translucency of in vivo natural central incisors. Journal of Prosthetic Dentistry. 2000;83(4):418–423.
    https://doi.org/10.1016/S0022-3913(00)70036-9
  3. VITA Zahnfabrik. VITA Shade Guides.
    https://www.vita-zahnfabrik.com/en/VITA-shade-guides-31233.html

ホワイトニングについてもっと詳しく知りたい方はこちら
→ ホーチミンで歯のホワイトニング完全ガイド

執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉

日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。

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