ホワイトニングで白くなりにくい歯と白くならない歯をホーチミンのありが歯科が解説します。

歯のホワイトニングを行った時、ホワイトニングの効果が出やすく白くなりやすい歯と、ホワイトニングの効果がでにくく、なかなか白くならない場合があります。また、白くならない歯もあります。ホワイトニングを行う前に注意が必要な歯をホーチミンのありが歯科が解説します。

白くなりにくい歯

1.加齢による変色

「加齢による変色」はホワイトニングの適応症の一つです。しかし、加齢による変色はホワイトニングによって改善することができますが、ご高齢の場合は若年者に比べて白くなりにくく、まだらになってしまうこともあるため、注意が必要です。

【 対処法 】
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したデュアルホワイトニングを行うと、ホワイトニング効果が上がります。

2.神経のない歯

神経を失って長い間経った変色歯の場合、通常の歯の表側から行うホワイトニング(エクスターナルブリーチ)では白くなりにくく、ほとんどの場合、白くなりにくい結果となります。

【 対処法 】
神経のない歯は、歯の内側(根の治療をした穴の中)にホワイトニング材を入れて白くする「インターナルブリーチ」という方法で白くすることが可能です。一般的に歯の神経を失った歯は、歯の全周を削ってレジン前装冠やオールセラミックスクラウンなどで治療することも考えられます。歯質が十分にある場合はホワイトニングで白くする選択肢の一つとして取り入れるのが良いでしょう。

3.テトラサイクリンによる変色

幼少期にテトラサイクリン系の抗生物質が原因で、歯が変色していることがあります。テトラサイクリン変色歯の場合は、効果が十分に出ないことがあります。また、ホワイトニング直後に不自然な白さになったり、術前に着色が均一であっても、しま模様が現われたり、根元の着色だけ残ってしまうなど、期待した効果が出にくい歯です。

重度の変色の場合は、ホワイトニングの適応外になりますが、軽度の変色の場合は、ホワイトニングで改善することができる場合があります。

【 対処法 】
テトラサイクリンによる着色で、軽度~中等度の場合では、デュアルホワイトニングやホームホワイトニングを長期間行うことで改善できる場合があります。重度の場合では、ホワイトニングでは、効果を期待できない為、一般的にはラミネートベニアなどのかぶせ物の治療となります。

4.エナメル質が十分にない場合

エナメル質が薄い方など象牙質の色が強く反映されている歯は、ホワイトニングで白くなりにくい傾向があります。

日常の飲食や歯ぎしりや加齢などでエナメル質は徐々に薄くなってきます。また柑橘系の食べ物を好んだり、お酢などを毎日飲む健康法、摂食障害による胃酸の逆流、荒い研磨剤を電動歯ブラシや電動クリーナーなどで使用する誤った方法などにより、若年者でもエナメル質が薄くなってしまうことがあります。エナメル質形成不全症でも健康なエナメル質ではないため、同様にホワイトニングが困難となります。

【 対処法 】
エナメル質が薄い為に、ホワイトニングできれいな白色にならない場合は、ラミネートベニアやダイレクトボンディングなどが勧められます。

白くならない歯

1.金属による変色

歯の中に金属が詰まっている場合、金属イオンが歯にしみ出して 歯質が黒っぼくなってくることがあります。このような、金属が影響している変色は、ホワイトニングすることは困難です。

【 対処法 】
金属の着色はホワイトニングでは白くできません。着色した歯を除去してファイバーコアポストやレジン系の材料で治療する必要があります。

2.詰め物が多い歯

ホワイトニングする歯に詰め物がある場合、詰め物はホワイトニングでは白くならないため、効果が出ていないと感じられることがあります。

【 対処法 】
原則、充填物以外の部分をホワイトニングしてから、周りの色に合わせて詰め物を詰めなおしをすると、きれいに治る場合があります。

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